山本昌の話に漫画家・二宮裕次が驚き「スクリューは遊びで教わった」 (3ページ目)

  • 菊地高弘●構成 text by Kikuchi Takahiro
  • 松田崇範●写真 photo by Matsuda Takanori

山本昌 『BUNGO−ブンゴ−』にも出てきますが、壁当てはよくやっていましたよ(笑)。チョークで壁に的を書いてね。

二宮 私も壁当てをやっていました。今は時代的に壁当てをやると怒られることが多いようですが。

山本昌 僕は向かいの一軒家の壁にバシバシぶつけていたけど、何も言われなかったなぁ(笑)。

二宮 壁当てはピッチングの練習法として優れているのでしょうか?

山本昌 僕は後輩にも言っていたのですが、タオルを持ってシャドウピッチングをするくらいなら、短い距離でも実際にボールを投げたほうがいいと思います。

二宮 硬球でも軟球でもですか?

山本昌 はい。というのも、シャドウピッチングのように、形だけなら自分で作れちゃうものなんです。実際にボールを投げないと本当のフォームは作れません。近距離ならボールを投げても体に負担はかからないですから。

二宮 昌さんは50歳になるまで肩・ヒジに大きな故障をしたことがないと聞きましたが、本当でしょうか。

山本昌 もちろん痛めたことはありますけど、肩・ヒジにメスを入れるほどの大きな故障はしたことがありません。

二宮 どうして故障しなかったのでしょうか?

山本昌 中学1年生の時に野球部の顧問の先生に習った投げ方を、大きく変えずにやってきたことが大きいと思います。先生が言ったのは、「ボールを外に向けて投げなさい」ということ。テイクバックで指が内側に入る投げ方ですね。そうすることで肩が大きく回せて、肩甲骨が開く投げ方ができる。肩を壊す人の多くは、肩甲骨を開けないんです。肩甲骨や股関節のように大きな関節に負担をかけないことが、故障を減らす大きな要因だと思います。

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