2020.03.19

ホークス髙橋純平「野球を苦しいと感じていた」。その重圧をなくしたコーチの助言

  • sportiva●文 text by sportiva
  • 松田崇範●写真 photo by Matsuda Takanori

マンガ『BUNGO-ブンゴ-』の作者が
プロ野球春季キャンプを取材!
~ソフトバンク・髙橋純平編~

『ヤングジャンプ』で連載中の野球マンガ『BUNGO-ブンゴ-』。中学(シニア)野球を舞台にした甲子園のための甲子園を超える死闘を描き、人気を博している。その最新22巻の発売を記念して、作者の二宮裕次先生がプロ野球チームの春季キャンプを訪問し、選手たちに取材。

 まずは、宮崎市生目の杜運動公園に向かい、ソフトバンク髙橋純平、今宮健太(次回!)に今シーズンの意気込みなど、話を聞いた。

 髙橋純平は4年目の昨季、5月に1軍定着を果たすと、45試合に登板し、プロ初勝利を含む3勝(2敗)を挙げ、防御率は2.65をマークするなど中継ぎの一員としてチームの3年連続日本一に大きく貢献した。 

4年目の昨季にプロ初勝利を挙げた髙橋純平         
二宮裕次(以下:二宮) 昨年の大活躍、何かキッカケがあったのでしょうか。

髙橋純平(以下:髙橋) 野球を楽しむという初心に帰れたことがよかったかと思います。それまでは本当に苦しい時期がずっと続いていました。ドラフト1位(2015年)で入団したことや地元(岐阜)で応援をしてくれている人のことを考えて、プレッシャーを感じていた部分が大きかったですね。野球を楽しむことよりも、苦しいと感じることのほうが先に来ていた気がします。

 3年目のシーズンの途中、コーチに「お前がドラフト1位で入団したことなんて、もう誰も覚えてないよ」と言っていただけたことが(初心に帰れた)キッカケになりました。プロは入ってしまえばドラフト1位も2位も関係ない世界なので、それに気づくことが出来たんです。

 その年は一軍にこそ呼ばれませんでしたが、最後のほうから調子がグングン上がってきて、4年目の昨季は良いスタートが切れました。

二宮 2018年のオフにはプエルトリコのウインターリーグに派遣されていましたが、昨季の活躍に何か影響があったのでしょうか。

高橋 向こうの選手は本当に野球を楽しんでやっていましたね。野球なので当然チームという団体に所属していながらも、個性が強くて、個々の楽しみ方がある。だから、俺はバッティングだって決めたら、とにかくバッティングで見せるということを考えてやっていたり、ピッチャーだったら、自分がコレって決めたボールを常に投げていく、そういういい意味での個性を強く感じました。

 僕はプエルトリコで、結果こそよくなかったんですけど、そういう面では本当に勉強させてもらって、良いオフシーズンを過ごせた自覚はありますね。

二宮 昨季の活躍は、メンタル面での要素が大きかったのですね。

髙橋 この3年間、技術的なことはたくさん教えてもらっていましたからね。ただ、それをパフォーマンスに移せていませんでした。それはメンタル的な要素が大きかったのかなって、今になっては思います。