2020.02.14

ヤクルト進撃の起爆剤となるか。
名手エスコバーがチームに与える好影響

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • photo by Koike Yoshihiro

 ヤクルトの沖縄・浦添キャンプ。新外国人のアルシデス・エスコバーは、メジャー時代と比べたら2週間ほど早くキャンプ生活を過ごしている。

「このような時期に、こういった強度の練習をしたことがなかったので、もちろん疲れは感じています。でも、それ以上に(日本のキャンプを)楽しんでいます。チームがひとつになって楽しくやろうとする雰囲気というか、選手間で冗談を言い合いながら練習を進めている。そういった時間を、私はとても気に入っています」

 日ごとにチームに溶け込んでいくエスコバーの姿を見れば、シーズンへの期待はより大きくなるのだった。

2015年にア・リーグのゴールドグラブ賞を獲得したアルシデス・エスコバー エスコバーのメジャーでの球歴は、じつに華やかである。通算11年で1367安打、41本塁打、174盗塁をマーク。ロイヤルズに在籍した2015年は、「1番・ショート」としてワールドシリーズ制覇に貢献した。また、この年はオールスターにも出場し、ア・リーグチャンピオンシップではMVPを獲得。ゴールドグラブ賞にも選出された。

 そんなエスコバーに、日本式のキャンプについて聞くと、こんな答えが返ってきた。

「アメリカは個人で動きます。日本はチーム全体で動いて練習しますが、そのことに戸惑いはありません。日本の野球文化に順応していかないといけないですし、それは日本でプレーしようと考えた時から決めていたことです」