プロ野球「新外国人」全員診断2018。
パは地味な投手がトレンドに (8ページ目)
ミネソタ・ツインズ時代の2014年にシーズン20本塁打をマークしたオズワルド・アルシア
オズワルド・アルシア(日本ハム/外野手/右投左打/ベネズエラ)
「スイングスピードを見ると、さすがメジャーで44本塁打を打っただけのことはあるなと感じます。パワー型の打者でストレートにはめっぽう強いのですが、その反面、緩急に弱く、引っ張る意識が強すぎるような気がします。そのため、落ちる系の球に脆(もろ)く、ボールゾーンの球を振ってしまう傾向があります。ただ、時間はかかるかもしれませんが、日本の投手に慣れてくれば、30発は期待できるかもしれません。それだけのポテンシャルを持ったバッターです」(建山義紀氏)
「パワーは間違いなくある打者だと思います。それにインコースのさばきもうまい。ただ、日本に来た外国人選手のほとんどは、落ちる系の球に苦しみます。そのボールを振らずに、我慢できるかが成否のカギを握る。日本ハムにはレアードという素晴らしいお手本がいますから、彼からも多くのアドバイスを受けていると思います。それを理解し、自分のものにできれば、必ずいい成績を残せるはずです」(小田幸平氏)
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