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阪神ロサリオも当確。韓国経由の
助っ人が優良なわけを名コーチが説く (4ページ目)

  • 木村公一●文 text by Kimura Koichi
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

 ところが、そこにはホームランやクリーンヒットなど、いいときのバッティングしか映っていない。選手を売り込むためのものだから仕方ないが、現場の人間としては凡打や崩されたシーンも見たいものである。打てないときのクセや特徴を知ることで、日本の野球に対応できるかどうか見極められるし、クセも修正できるものなのかどうかを判断できるからだ。

 その点、韓国でプレーしている選手の情報は、スカウトも足繁く通うことができるため映像データも豊富にあり、欠点も見出せる。チームによっては関係者から選手の性格まで聞き出すこともできる。

 よく韓国経由の選手が活躍すると、「アジアの環境に慣れているから」と簡単に片付けられることが多い。もちろん、それも大きな理由のひとつだろうし、選手個人の努力もあるに違いない。ただ、韓国経由の選手に限っていえば、こうした獲得時における情報の多さや正確さが、いい選手の獲得につながっているのではないだろうか。そういう意味で、ロサリオがどれだけの活躍をするのか、今から楽しみだ。

(つづく)

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◆山本昌は阪神ドラフト1位・馬場昴輔の馬力をどう評価していたか?>>

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