ロッテ井口新監督が高らかに宣言!
「常に優勝できるチームをつくる」 (3ページ目)
とは言いつつも、チームとしてまだそのレベルに達していない。
「進んで練習しない選手はけっこういます(笑)。最初に放っておくと、選手が好き勝手やり始め、チームが壊れてしまいます。今のホークスであればメジャー式でいいと思いますけど......」
井口の結論は至ってシンプルである。
「誰にでもチャンスはある。しかし、結果を出さなければ生き残れない」
彼が生きてきた勝負の世界が雄弁に物語っている。そんな井口が掲げる理想的な野球は、「攻撃的な走塁」だ。
「ガンガン打っていくスタイルが理想ですけど、(ZOZO)マリンスタジアムはホームランが出にくい。現実はうまくいかないので、足で攻めようという話をしています。今までは走れないというわけではなく、チームとして走る目標がなかった。走れる選手はかなりいるので、走塁の意識は変えていく」
井口が現役時代に活路を見出した「足」への信頼は揺るぎないものなのだろう。
「足に不調はない。 盗塁の成功率は8割以上にできる。打つより確実に前の塁を狙えますよね。そうなると、ピッチャーの配球も変わってくる。見えないところでピッチャーにプレッシャーをかけ、投げにくくさせていきたい」
球場を最大限に活かすことができるというのも、攻撃的な走塁を目指す理由のひとつだ。
「(ZOZO)マリンスタジアムだと、右中間に打球が抜けたら一気に三塁をおとしいれることができる。最初から三塁打を狙っていくような走塁を求めている」
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