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マジで強いぞWBCイスラエル。
その実力と弱点をマック鈴木が解説

  • 木村公一●文 text by Kimura Koichi
  • photo by Getty Images

 第4回WBCで韓国、台湾、オランダを退け、A組1位で2次ラウンドに進出したイスラエル代表。2次ラウンドのオランダ戦には敗れたものの、「今大会のダークホース的な存在」として日に日に関心が集まっている。そんなイスラエル代表とはどんなチームなのか。シアトル・マリナーズを含め、メジャーリーグ5チームでマウンドに立った経歴を持つマック鈴木氏に解説してもらった。鈴木氏はルーキーリーグからメジャーに上り詰めた唯一の日本人選手。いわば最もアメリカ野球を肌感覚で知る男だ。マック氏の目にマイナー選手中心のイスラエル代表はどう映ったのか?

強豪オランダを破るなど、1次ラウンドを3連勝で勝ち上がったイスラエル強豪オランダを破るなど、1次ラウンドを3連勝で勝ち上がったイスラエル 今回参加しているのは、イスラエル代表ではあるが、選手構成は28人中27人がアメリカ生まれのアメリカ育ち。「国籍のみならず、両親のルーツである国の代表でもOK」というWBC独自の規定を最大限に生かして誕生したチームといえる。つまり、イスラエルという国を背負いつつも、野球スタイルはアメリカなのだ。マック氏が言う。

「言い換えれば、マイナーからきっちり基礎を叩き込まれた選手が多いということですね。特に、投手にそれを感じました」

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