パ・リーグ6球団別。ドラフトで
虎視眈々と狙うのはこの選手だ (6ページ目)
■オリックス
俊足・巧打の外野手として注目を集める静岡高の鈴木将平 オープン戦、交流戦、そしてペナントレースも最下位に沈んだオリックス。しかもチーム防御率は、日本ハムやソフトバンクに1点以上も離されてしまった。チームの立て直しを図るのは容易なことではないが、それでもまず投手陣を再建することが最重要課題だろう。どういうタイプかということより、今のオリックスに必要なのは"実力者"。1対0でも勝てる投手がほしい。
イチオシは佐々木千隼(桜美林大)だ。一軍で通用するだけの球威、球種を持っており、大きな故障もなく、体が強いのも魅力。まだまだ伸びしろがあり、さらなる成長が期待できる。佐々木が加わることで、投手陣は大きな変化を遂げるだろう。
野手はシーズン後半、クリーンアップに定着したルーキーの吉田正尚が、少なくとも10年は外野の一角を占める見通しが立った。ただ、守備に関しては不安があり、外野の要であるセンターに活きのいい選手がほしい。うってつけの人材が鈴木将平(静岡高)。足の速さ、ミート力は高校生ではズバ抜けており、近い将来、間違いなくチームの核になる選手だ。
内野手は、難病を抱えながら奮闘している安達了一がいるが、万が一に備えての準備はしておきたい。そこで狙いたいのが源田壮亮(トヨタ自動車)だ。守備は間違いなくプロの一軍でもトップクラス。こうした手がひとりいるだけで、ベンチは助かるに違いない。
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