パ・リーグ6球団別。ドラフトで
虎視眈々と狙うのはこの選手だ (2ページ目)
■日本ハム
大学選手権の立命館大戦で16奪三振を記録した東海大北海道の水野滉也「その年のいちばんいい選手を獲る」というポリシーのもと、次々と大物を獲得してきた日本ハム。今年は寺島成輝(履正社)を1位で指名するのでは......という噂も聞こえてくるが、本来は「今年のいちばんいい選手」なら田中正義(創価大)だろう。はたして、日本ハムが選ぶ「いちばんいい選手」は誰なのか、それだけで楽しみだ。
また、1位だけでなく2位以下の指名にも注目が集まる。今季、4年ぶりに優勝を果たした日本ハムだが、大谷翔平の活躍は言うまでもないが、適材適所の投手陣やバラエティ豊かな野手陣の活躍も見逃せない。チームの平均年齢も若く、常勝軍団を築いていくためには、今年のドラフトは極めて大きな意味を持つ。
まず確実に補強しておきたいのは、試合終盤を任せられる投手。増井浩俊が先発に回り、宮西尚生などこれまで日本ハムを支えてきた鉄壁のリリーフ陣にもややかげりが見え始めてきた。白村明弘や井口和朋といった投手はいるが、彼らだけでは心許ない。
オススメは、地元出身の水野滉也(東海大北海道)。サイドハンドから140キロ台後半のストレートを投げ、今年の全日本大学選手権では立命館大相手に16奪三振を記録するなど、三振が奪えるのが魅力。また、球の勢いなら田村伊知郎(立教大)も負けていない。フィールディングも素晴らしく、ピンチの場面でも迷いなく送り出せる。
野手で面白いのは、天才的なプレーを見せる田中和基(立教大)。ずば抜けた身体能力は特筆もの。日本ハムなら田中の個性をうまく使える気がするのだが......。
2 / 6