パ・リーグ6球団別。ドラフトで
虎視眈々と狙うのはこの選手だ (4ページ目)
■西武
最速156キロを誇る創価大のエース・田中正義 エース・岸孝之のFA流出が報じられているように、チームの大黒柱を失う危機に直面している。そうでなくても過去3年の間に入団した投手で、勝ち星を挙げたのは高橋光成と多和田真三郎のふたりだけ。今季は覚悟して投手補強に乗り出さなければならない。
こうした状況を打開するには、まず"大看板"だ。重複を避けて3~4番手評価の投手を獲ったところで、チームは変わらない。だからこそ、1位は田中正義(創価大)しかいないだろう。今年はじめには、12球団すべてが1位指名するのではと言われた逸材である。150キロを超えるストレートはもちろん、試合をつくるクレバーさもある。
また、田中の同僚・池田隆英(創価大)も注目のひとり。田中の陰に隠れているが、150キロ近いストレートが魅力の本格派だ。このほかにも、黒木優太(立正大)、酒居知史(大阪ガス)もマークしておきたい。少なくともこの秋のドラフトでは、来年すぐに使える投手を最低でもふたりは獲得しておく必要があるだろう。
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