ドラフトまで1カ月。
セ・リーグ6球団別「必要なのはこの選手」 (2ページ目)
■巨人
全日本でも4番を務めた白鴎大の大山悠輔 おそらく1位は田中正義(創価大)か佐々木千隼(桜美林大)でいくのだろう。肝心なのはここからで、使える左腕が少ないチーム状況を考えると、高橋昂也(花咲徳栄)、土肥星也(大阪ガス)、笠原祥太郎(新潟医療福祉大)あたりを狙うのがいいのではないか。
ただ投手も必要だろうが、そろそろ本気で考えていかないといけないのは、野手の方ではないだろうか。亀井善行が34歳、阿部慎之助が37歳、村田修一が35歳......。彼らにいつまでも中軸を任せているようでは、巨人の未来は暗い。
「ならばファームに後継者がいるか?」と問われれば、真っ先に名前が挙がるのが2014年のドラフト1位・岡本和真だが、まだまだ経験が必要な状態。結局、野手陣の次期主軸候補として期待されるのは、このところいつも大田泰示(26歳)、中井大介(26歳)、橋本到(26歳)といったあたり。
だが、彼らがいることで、思い切った補強ができないのだ。いっそのこと、出せばいいのではないか。彼らだって一軍定着は果たしていないが、もともとはパワーやセンスを持った逸材ばかり。彼らを一軍で使いたい球団は絶対にあるはずだ。
そんなわけで、3位からは将来の中軸を担える選手たちの獲得を目指してほしい。オススメは、田中和基(立教大/外野手)、大山悠輔(白鴎大/内野手)に松本桃太郎(仙台大/内野手)の3人。いずれも鋭いスイングが特長で、常にフルスイングの意欲を持ち、足もある。走れて、飛ばせて、次期ジャイアンツの根幹となり得るフレッシュな若者たちだ。
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