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独走は許さん!
パのライバルたちが語る「ソフトバンクに勝つ方法」 (2ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

 同じくロッテの3年目右腕・二木康太は、ソフトバンク戦に3度先発し0勝2敗。5回まで0点に抑えるも6回に3失点を喫したり、初回に4失点のビッグイニングをつくられたりしたことが敗因となった。

「プレッシャーに耐え切れず点を取られたわけじゃないんですが、ソフトバンクはピッチャー陣がいいので、先に失点してはいけないという意識は多少あったのかもしれません。打線もいい打者が揃っていますし、下位でもスイングの強い選手が多いですよね。ほかのチームに対しては、中軸の前にランナーをためないことを心掛けていますが、ソフトバンクに対しては変に次の打者を意識してしまったりして......それで集中打を浴びてしまいました」

―― ソフトバンク打線を相手にするのは疲れますか。

「正直、僕はまだどのチームが相手でも疲れます(笑)。でも、負けた中でヒントとまではいきませんが、『ここをこうしてみよう』というのはあります。次に登板の機会があれば、そこをうまく出せればいいなと思っています」

 4位の西武はソフトバンクを相手に3勝5敗1分とほぼ互角の戦いを繰り広げており、自力優勝は消滅しているが、直接対決はまだ16試合残っている。正捕手の炭谷銀仁朗に話を聞いた。

「今はソフトバンクどうこう言える状況じゃないですからね。もちろん、ソフトバンクには毎年やられていますし、やらないといけないんですが......。まずは目の前の試合をひとつひとつ勝っていかないといけない。しばらくソフトバンク戦はないので(次の対戦は7月22日)、それまでに戦える状態にすることが大事ですね」

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