なぜかジャイアンツが爪楊枝を展開。注目の2016年球団グッズ (3ページ目)

  • 長谷川晶一(12球団ファンクラブ評論家Ⓡ)●文・写真 text & photo by Hasegawa Shoichi

【阪神タイガース】

 阪神カタログの表紙には「黄色で染めろ!!」と、メインコピーが大きく描かれている。そのフレーズ通り、中面も目がチカチカするほど、黄色、黄色、ときおりイエロー、また黄色。そんな配色で彩られている。

 阪神で気になったのは、カタログの7ページで紹介されている「KI-YAN&タイガースコラボグッズ」だ。......と紹介したものの、恥ずかしながら僕は「KI-YAN」を知らない。すぐにググると、それは人名であり、彼は「現代の宗達」であり、「京都が生んだロックな壁画師」であり、本名は「木村英輝」であることが紹介されていた。

「KI-YAN」コラボ賞品がいろいろ「KI-YAN」コラボ賞品がいろいろ

 その言葉通り、ここに紹介されているコラボアイテムは実にロックであり、パンクであり、キッチュであり、アバンギャルドだ。要は絶大なインパクトなのだ。基調は虎柄、そこに写実的な虎の図柄。「がま口ポシェット・大(11500円)」「がま口横長財布(8200円)」「Tシャツ(3240円)」「トートバッグ(2400円)」などなど。

 残念ながら4月下旬発売ということで、まだ入手できていない。今度、甲子園に行ったときに現物を確認してから、購入するかどうか判断してみたい。カタログだけで購入判断するには、あまりにもリスクが高すぎるから(笑)。


カタログの表紙から斬新なカープカタログの表紙から斬新なカープ【広島東洋カープ】

 毎年、毎年、「これでもか!」と奇抜グッズを展開している広島。今年のカタログはリンゴ、トマト、パプリカ、イチゴ、切ったスイカと赤い果物、野菜がズラリと並ぶ。ページをめくると、「この赤より、われを生かす赤なし」とか、「赤あるところに、道は開ける」とか、「赤に入りては赤に従え」「時は赤なり」「赤は一日にしてならず」などなど......。「もういいよ」と言いたくなるぐらい「赤」にまつわるニセ名言が続く。でも、この悪ノリ具合が、広島グッズの大きな魅力なのだ(笑)。

 この中で、僕が気になったのは「締まっていこうぜ!(6000円)」。メインコピーとして、「カープファンは腰が命」と書かれている。これは、カープ名物のスクワット応援の際に腰をしっかりとホールドする腰痛対策用の骨盤ベルトだった。腰痛持ちの僕は、即購入。

 実際に装着してみると、腰ががっしりとホールドされているのに、腹への負担も少なく、なかなかいいつけ心地。腰も幾分かラクになった気がする。これはおススメかも?

ネーミングもひとひねり! 骨盤ベルト「締まっていこうぜ」ネーミングもひとひねり! 骨盤ベルト「締まっていこうぜ」

 さらに、「諭吉坊や(300円)」も購入。これは、普通のポチ袋の表面にカープ坊やが描かれているものの、顔の部分がくり抜かれていて、その穴からお札の肖像画が顔を出すというもの。百聞は一見に如かず。この写真をみてほしい。左から、1万円札の福沢諭吉、5000円札の樋口一葉、1000円札の野口英世を、それぞれ封入。うまく折りたたまないと、なかなかピッタリ顔を出さないのが難点(笑)。

福沢諭吉、樋口一葉、野口英世......ポチ袋にお札を入れてみた福沢諭吉、樋口一葉、野口英世......ポチ袋にお札を入れてみた


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