2016.02.17

真中監督が秘める自信「ヤクルト黄金期到来の可能性を感じる」

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

 東京ヤクルトスワローズの春季キャンプを見て、まず思ったことは「チームのまとまりが昨年よりも強くなっている」ということだった。とにかく活気に溢れているのである。セ・リーグ連覇に挑むヤクルトの指揮官・真中満監督に今シーズンの思い描く戦いについて聞いた。

監督1年目の昨年、チームを14年ぶりの優勝に導いた真中満監督

―― 投手と野手が一緒になっての総合守備練習では、ひとつのプレーごとに掛け声が飛び交い、選手たちが手を叩き合う光景は実戦を見ているようでした。

「練習のときから気を抜かず、ワンプレーに集中できています。これは三木(肇/ヘッドコーチ)をはじめとしたコーチ陣が口を酸っぱくして言っていることが浸透してきたというか、チームが目指しているところでもあります。去年あれだけ苦しいシーズンを、しかも最後の10日間ぐらいは上位チームと戦って、競り勝つことができた。それがもの凄くプラスになっています。今年のキャンプを見ていても、自信に満ち溢れていい方向に進んでいると感じています」

―― 今シーズンは”ディフェンディング・チャンピオン”という立場で戦わなければなりません。

「選手たちには『去年優勝した』ではなく、『去年は14年ぶりの優勝だった』という謙虚な気持ちで挑んでほしいと言っています。もちろん、連覇を目指して戦いますが大変ですよね。他球団も”打倒ヤクルト”という意識が強くなるでしょうし。ただ、断トツの優勝ではなかったので、他球団のマークもヤクルト一本ではないと思います。そのなかで、僕らの考え方は去年と同じです。なんとか粘って試合を拾っていくなかで、8、9月まで優勝争いに加わること。まず、目標はそこですね。それができれば連覇も見えてくると思います」