「疲れるとセカンドゴロ」の克服へ。日本ハム・中島卓也の肉体改造 (4ページ目)
「疲れてくると上体で打ちにいってしまい、セカンドゴロが増えるんです。疲れて体のタメ、踏ん張りがきかなくなると、体の開きが早くなる。その状態でどうするかを考えないといけない」
今季の課題のひとつだ。1月に宮古島で行なった自主トレでも体幹トレーニングを重点的に行なった。
「これまでも体幹トレーニングを取り組んできましたが、メインとしては考えていなかった。疲れて上半身だけのプレーになったり、上半身と下半身のバランスが崩れたりしたときに体幹を鍛えておけば、もっと軽い感じで体を動かせるかなと思うんです」
華奢なドラフト下位指名の選手が、地道なトレーニングを続け、少しずつ成長を遂げてきた。それはセールスポイントを徹底的に磨くだけではなく、その土台となるフィジカルも同様に鍛えてきたからこそでもある。中島卓也は「まずはプロの体づくりから」という成功パターンのいいお手本であろう。
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