5年ぶりホークス復帰、和田毅の心意気「松坂世代はまだやれる」
和田毅が、福岡ソフトバンクホークスに帰ってきた。相変わらず爽やかだ。5年ぶりのホークスのユニフォーム姿。年月とともに齢も重ねたはずなのに、印象は少しも変わらない。
2月1日に宮崎でキャンプイン。第1クールの3日間では、初日と最終日の2度ブルペン入りし、直球系だけを28球、45球と投げ込んだ。まずは試運転だ。
5年ぶりにソフトバンクに復帰した和田毅
「自分はストレートが生命線。変化球は握りを変えるだけ。いつでも投げられるので」と、風格たっぷりのコメント。メジャー帰りの投手にはマウンドとボールの違いという厄介事がつきまとうが、「マウンドは気にならない。ボールに関しても最初は軽くて、粘り気があるような気がして違和感がありましたが、もうまったく問題ないです」と余裕で笑い飛ばす。
チームメイトの顔ぶれは半分ほど変わってしまったと言うが、「施設も練習の流れも特に変わっていない。メチャクチャ懐かしいという感じはしない」と、まるで去年もこの場所にいたかのように馴染みきっている。
とはいえ、何も変化がないわけではない。パッと見で分かるほど、体つきは一回り大きくなった。
「前にホークスでプレーした最後のシーズンあたりで初めて体重80キロを超えて、アメリカではMAX87キロまで増えました。今は84~85キロくらいですけど」
日本では「130キロ台の直球でも抑える」と言われた左腕だったが、メジャーでは最速148キロを記録。常時90マイル(約145キロ)前後をマークする速球派に変わっていた。
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