2016.02.09

5年ぶりホークス復帰、和田毅の心意気「松坂世代はまだやれる」

  • 田尻耕太郎●文 text by Tajiri Kotaro
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

 和田毅が、福岡ソフトバンクホークスに帰ってきた。相変わらず爽やかだ。5年ぶりのホークスのユニフォーム姿。年月とともに齢も重ねたはずなのに、印象は少しも変わらない。

 2月1日に宮崎でキャンプイン。第1クールの3日間では、初日と最終日の2度ブルペン入りし、直球系だけを28球、45球と投げ込んだ。まずは試運転だ。

5年ぶりにソフトバンクに復帰した和田毅

「自分はストレートが生命線。変化球は握りを変えるだけ。いつでも投げられるので」と、風格たっぷりのコメント。メジャー帰りの投手にはマウンドとボールの違いという厄介事がつきまとうが、「マウンドは気にならない。ボールに関しても最初は軽くて、粘り気があるような気がして違和感がありましたが、もうまったく問題ないです」と余裕で笑い飛ばす。

 チームメイトの顔ぶれは半分ほど変わってしまったと言うが、「施設も練習の流れも特に変わっていない。メチャクチャ懐かしいという感じはしない」と、まるで去年もこの場所にいたかのように馴染みきっている。

 とはいえ、何も変化がないわけではない。パッと見で分かるほど、体つきは一回り大きくなった。

「前にホークスでプレーした最後のシーズンあたりで初めて体重80キロを超えて、アメリカではMAX87キロまで増えました。今は84~85キロくらいですけど」

 日本では「130キロ台の直球でも抑える」と言われた左腕だったが、メジャーでは最速148キロを記録。常時90マイル(約145キロ)前後をマークする速球派に変わっていた。