2015.01.23

阪神・松田遼馬「もうベテランに頼っていられない」

  • 岡部充代●文 text by Okabe Mitsuyo
  • 横山雅樹●写真 photo by Yokoyama Masaki

 阪神・松田遼馬の一軍デビューは鮮烈だった。プロ2年目の2013年、キャンプ中に右肩を痛め出遅れたものの、7月に一軍昇格を果たすと、150キロ前後のストレートを武器に初登板から17試合、19イニング連続無失点の快投を見せた。首脳陣は将来的にはクローザーに育てたいと、昨年はまずセットアッパーとして経験を積ませるつもりだった。しかし、再びキャンプで故障。今度は右ヒジを痛め、実戦復帰は8月までずれ込んだ。それでも9月に復帰を果たし、クライマックス・シリーズ(CS)、日本シリーズという大舞台も経験した。福原忍、安藤優也らベテラン中心のブルペンに21歳の松田が定着することは、10年ぶりのリーグ制覇、30年ぶりの日本一に向けて絶対条件と言える。
※松田遼馬…2011年のドラフトで阪神から5位指名を受け入団。2年目の7月にプロ初登板を果たすと、17試合連続無失点の快投を見せる。昨年はケガによりシーズンは6試合の登板に終わったが、CS、日本シリーズで投げるなど、首脳陣の期待も大きい。

今シーズン、セットアッパーとして期待がかかる4年目の松田遼馬

―― プロ4年目のシーズンに向けて、オフの過ごし方はこれまでと変わりましたか。

「オフの過ごし方が大事だというのは毎年思っているので、やることは変わらないんですけど、ただ過去2年、キャンプでケガをしたので、ケアの時間を長くするようになりました。毎年、ケガからスタートしていたので、今年は入団して4年目になりますし、まずは1年間しっかり野球ができるように体力をつけていきたいなと思っています」

―― 過去2年は肩とヒジを痛めました。医者やトレーナーから何か原因の指摘はあったのでしょうか。

「肩周りが硬いというのは1年目からずっと言われていました。いつかケガするだろうと病院の先生からも言われていました。あとは、フォーム的な問題もちょっとあったのかなと思いますね」

―― フォーム的な問題とは?

「肩を壊した時は、上半身の力に頼りすぎて肩に負担が来たのかなと思って、そこを変えました。ヒジは1球投げただけで痛めたので、何が原因かは分からないんですけど……。高校を出たばかりで本当に知らないことばかりだったのですが、トレーニング方法やケアの仕方など、たくさん教えていただいて本当に勉強になりました。今年はもう大丈夫です」