稲葉篤紀「『キャプテン』にすごく影響を受けました」 (3ページ目)
【中日編】
小笠原道大(41歳)
「スポーツ漫画はいっぱい読んだよ。オレらの世代だと、サッカーなら『キャプテン翼』(※9)、バスケだと『SLAM DUNK』、野球もいっぱいあったよね。『タッチ』(※10)、『キャプテン』、『ドカベン』、『バツ&テリー』(※11)……。『バツ&テリー』は野球漫画じゃないかな(笑)。ただ、ひとつ選ぶとなると難しいよね。最近では『MAJOR』は知っているけど、オレが大人になって始まった漫画だから。(取材に)あまり協力できなくて悪いね」
高橋周平(20歳)
「『MAJOR』です。友達の中で流行っていたので、自分も読んでいました。好きな選手は茂野吾郎です。困難に立ち向かう姿がいいですよね」
雄太(34歳)
「『ドカベン』です。再放送で見ていました。明訓高校が好きでしたね。なかでも、エースの里中智が好きでした。小さいのにすごく体力があった。まさに“小さな巨人”ですよね。僕も子どもの頃はやせていて体も細かったので、里中に憧れていましたね」
大野雄大(26歳)
「やっぱり『MAJOR』ですよね。茂野吾郎の破天荒なところが良かったですね。小さい頃からセンス抜群なのに、いろんな壁にぶち当たって、それを乗り越えていく。しかも、周囲の人間を一気に驚かすというか、誰も予想していないことをやってのけるのが読んでいて楽しかったですね。茂野と同じサウスポーで、僕も大学まではストレート1本でしたから。似ている部分はあるかなと思って読んでいました。僕は夢島編がいちばん好きなのですが、指導者に理不尽な練習を課されても、根性というか、見返してやるという強い気持ちで立ち向かう。そして指導者の想像をはるかに超えてしまう。カッコいいですよね。僕も、そうした負けん気の強さを見習いたいと感じましたし、ランニングとか厳しい練習をする時は、“やってやろう”という気になります」
小川龍也(22歳)
「『MAJOR』です。自ら壁に向かっていって、その困難を乗り越えているところが良かった。登場人物で印象に残っているのは佐藤寿也です。漫画に登場した時から、僕の頭の中にずっとその存在があります」
谷哲也(29歳)
「『MAJOR』ですね。右肩が壊れても左で投げるところが凄い」
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