連続写真で見る「松井裕樹、奪三振のメカニズム」

  • スポルティーバ●構成 text by Sportiva
  • 山田翔貴●写真 photo by Yamada Hiroki

神奈川県大会準々決勝で敗れたが、今秋のドラフトでは複数球団からの1位指名が予想される桐光学園の松井裕樹神奈川県大会準々決勝で敗れたが、今秋のドラフトでは複数球団からの1位指名が予想される桐光学園の松井裕樹

 昨年夏の甲子園で当時2年生だった桐光学園の松井裕樹は、初戦の今治西戦で1試合22奪三振の大会記録を達成し、一躍脚光を浴びた。その後も面白いように三振を奪い、甲子園では4試合で計68個の三振を奪った。

 そして最終学年となった今年、神奈川県大会準々決勝で横浜高に惜敗し、2年連続の甲子園は果たせなかったが、それでもスカウトたちの評価は変わらなかった。140キロ台中盤のストレートに、高校生で打つのは至難の業といわれる高速スライダー、そしてカーブ。6月末に行なわれたセンバツ優勝校・浦和学院との練習試合では、1安打、18奪三振の快投を演じた。

 なぜ、これほどまでに三振が奪えるのか。昨年まで日本ハムの投手コーチを務めた吉井理人氏と、第2回、第3回WBCで日本代表の投手コーチを務めた与田剛氏に、松井裕樹の連続写真を見てもらい、解説してもらった。

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