【MLB】鈴木誠也、今永昇太だけじゃない! 東京ドームでぜひ見てほしいカブスのすごい選手たち (3ページ目)
アストロズ時代の2023年に打点王を獲得したカイル・タッカー photo by Getty Imagesこの記事に関連する写真を見る
【MLBトップクラスの外野陣】
一方、野手陣の注目はアストロズからトレードで獲得した球界屈指の5ツールプレーヤー(ミート力、長打力、走力、守備力、送球力)の右翼手、カイル・タッカー。21年以降の162試合の平均での数値は、球界最高年俸のフアン・ソト(メッツ)にほぼ匹敵。今季いっぱいでFAとなることもあり、カブスとしては来年以降の長期契約を結ぶためにも、彼の活躍によってポストシーズン進出は不可欠。
タッカーの加入によってDHを任されることになる鈴木誠也も、チームの中心打者として成績もしっかり残している。カープ時代、東京ドームでの通算成績は257打数88安打(打率.342)、21本塁打と相性は抜群。4シーズンぶりに日本で「神ってる」姿も期待できる。
また、タッカーを含めた外野陣の守備力はMLB屈指。レフトで2年連続ゴールドグラブを獲得し、一昨年オフには新婚旅行で東京と京都を訪れ、大好きな珈琲屋巡りを楽しんだイアン・ハップ。
昨シーズン、ランニング本塁打を放った際、MLB最速となるダイヤモンド一周14.08秒を記録した韋駄天男、センターのピート・クロウ=アームストロング(通称PCA)。ちなみに彼のお母さんは、トム・クルーズ主演の映画『マイノリティ・リポート』に出演したアシュリー・クロウ。
内野陣の中心は、2021年にアトランタ・ブレーブスで世界一を経験し、23年にカブスと7年契約を結んだ遊撃手のダンスビー・スワンソン。4年連続147試合以上に出場し、首脳陣にもしっかり意見できるチームの大黒柱だ。彼の妻・マロリー・スワンソンもアメリカを代表する女子サッカー選手として知られ、パリ五輪女子サッカー決勝で決勝ゴールを挙げて金メダルに導いた同日、スワンソンも通算1000打点到達の快挙を達成した。
一塁手のマイケル・ブッシュは、もともとドジャースにドラフト1巡目で指名された逸材。しかし、フリーマンが加入した関係でポジションが被り、昨年カブスに移籍。5試合連続本塁打を記録するなど、新人として各部門で好成績を残し、古巣・ドジャースに対しても6試合で24打数8安打、2本塁打、8打打点としっかり恩返ししてみせた。
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