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佐々木朗希はどの球団でMLBデビューを果たすのか? 大谷翔平、山本由伸のいるドジャースが本命と言われる理由

  • 杉浦大介●取材・文 text by Sugiura Daisuke

佐々木にとって、親しい関係を築いている山本のいるドジャースが本命か? photo by Kyodo News佐々木にとって、親しい関係を築いている山本のいるドジャースが本命か? photo by Kyodo News

前編:佐々木朗希「最終球団候補との相性」考察

このオフ、メジャーリーグの移籍市場で注目を集めている佐々木朗希がいよいよ契約可能時期を迎える。これまで多くのメジャー球団と面談を行ない、第一歩を踏み出す候補球団も3チームに絞られたという報道も出ている。

果たして、佐々木はどのユニホームを着るのか。佐々木がそれぞれの球団でどのような位置付けになるのかを考察する。まずはロサンゼルス・ドジャースから。

【3球団に絞られたと見られる最終候補】

 現地時間1月13日(同14日)、ESPNのエース記者によるXへの投稿で、全米を揺るがしてきた"ロウキ争奪戦"のファイナリストが明らかになった。

「ESPNの情報筋によると、日本のスター右腕投手、佐々木朗希の獲得候補はロサンゼルス・ドジャース、サンディエゴ・パドレス、トロント・ブルージェイズ。佐々木は1月23日(日本時間24日)のポスティング期間終了までにチームを決める予定だ」

 アメリカでも特に確度が高いスポーツ専門媒体『ESPN.com』のジェフ・パッサン記者がそう記したのであれば、間違いはないのだろう。

 ドラフト対象外の25歳未満の外国人選手は1月15日(同16日)から契約可能。ポスティングされた佐々木の交渉期限は米東部時間23日午後5時(同24日午前7時)までとなる。その期間が迫り、ジョエル・ウルフ代理人が「少なくとも20チームが参戦した」と話したレースに、ついにはっきりとした様相が見え始めた。

 すでに面談を行なったと伝えられたニューヨーク・ヤンキース、ニューヨーク・メッツ、シカゴ・カブス、サンフランシスコ・ジャイアンツ、テキサス・レンジャーズといったチームが次々に脱落。残ったのは常に本命視されたドジャース、対抗馬と目されてきたパドレス、そして約1年前の大谷翔平争奪戦でもダークホース的に最終候補とされたブルージェイズだった。

 23歳の大器を手に入れるのはどのチームか。ここで3チームの現状と相性を探り、佐々木の最終的な決断を予測していきたい。

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著者プロフィール

  • 杉浦大介

    杉浦大介 (すぎうら・だいすけ)

    すぎうら・だいすけ 東京都生まれ。高校球児からアマチュアボクサーを経て大学卒業と同時に渡米。ニューヨークでフリーライターになる。現在はNBA、MLB、NFL、ボクシングなどを中心に精力的に取材活動を行なう

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