大谷翔平の夢「初のポストシーズン進出」を叶えたい! エンゼルスは「先発2番手とセットアッパー」を早急に補強すべし (4ページ目)
【ポストシーズン初の二刀流?】
野手に目を向けると、一塁手のジャレッド・ウォルシュが不振ながら、チャド・ウォーラックとマット・サイスの両捕手がよく打っていることもあり、打線全体の水準は高い。ローテーションとブルペンをグレードアップすれば、ポストシーズン進出に向けて陣容は整うはずだ。
ちなみに、ベーブ・ルースはポストシーズン(当時はワールドシリーズのみ)において、本格的な二刀流選手としてはプレーしていない。
ワールドシリーズ出場10度のうち、登板は1916年と1918年だけ。1916年の野手出場はなく、1918年は2試合でレフトを守ったが、野手としての先発出場はなかった。ワールドシリーズ史上2位の通算15本塁打は、1921年以降に打ったものだ。
著者プロフィール
宇根夏樹 (うね・なつき)
ベースボール・ライター。1968年生まれ。三重県出身。MLB専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランス。著書『MLB人類学──名言・迷言・妄言集』(彩流社)。
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