2020.07.26

大谷翔平、投手活躍のカギは球種か。
注目すべき2年前との割合の違い

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu
  • photo by AFLO

◆「大谷翔平ロングインタビュー」はこちら>>>

福島良一「MLBコアサイド」

 1973年の初渡米から47年にわたってメジャーリーグの造詣を深めてきた福島良一氏に、さまざまな魅力を伝えてもらう「MLBコアサイド」。今回は「二刀流」としてメジャー開幕を迎えた大谷翔平投手について語ってもらいました。

大谷翔平がトミー・ジョン手術を経てついにマウンドに上がる ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が2年ぶりに「二刀流プレーヤー」として戻って来ます。7月26日(日本時間7月27日朝)、敵地オークランドでアスレチックスとの開幕3戦目に先発マウンドへ。その後も毎週日曜日に「サンデー大谷」として登板していくことになりそうです。

 ジョー・マドン監督は大谷投手の登板日について「登板翌日にオフというのが一番、理にかなっている」と言及しています。エンゼルスの日程で最も多いオフは月曜日。さらに日曜日がすべてデーゲームということも理由のひとつでしょう。

 2018年、大谷投手はデーゲームで5試合に先発し、成績は4勝0敗、防御率2.18。一方、ナイトゲームでは同じ5試合の先発で0勝2敗、防御率5.30でした。これを見れば、圧倒的に強いのがデーゲームなのは一目瞭然。マドン監督が日曜日の試合に起用したくなるのもうなずけます。

 大谷投手のピッチングでまず気になるのは、あの剛速球が実戦でどこまで戻っているのか、ではないでしょうか。

 2018年4月1日、アスレチックスとのデビュー戦で初登板初勝利を飾った時、大谷投手は初回にいきなりメジャー移籍後最速の99.6マイル(約160キロ)を計測しました。その後、4月24日のヒューストン・アストロズ戦で101マイル(約162.5キロ)をマークし、早くも大台を突破しています。

 さらに5月30日のデトロイト・タイガーズ戦では、ついに101.1マイル(約163キロ)を記録。データ分析システム「スタットキャスト」によると、101.1マイルはその年の先発投手のなかでの最速球でした。