2018.07.30

デストラーデが語る大谷翔平。
「彼の価値はイチローより大きくなる」

  • 杉浦大介●写真・文 text & photo by Sugiura Daisuke

日米の球団で活躍し、現在は解説者のデストラーデ オレステス・デストラーデという名前を聞くだけで、未だに胸が熱くなるプロ野球ファンは多いだろう。

 1980年代後半から1990年代前半に”黄金期”を築いた西武ライオンズの主砲として、入団2年目の1990年から3年連続で本塁打王を獲得。1990年の日本シリーズではMVPに輝くなど大舞台での強さにも定評があり、弓を引くような独特のガッツポーズと共にファンに愛された。

 1995年に引退したデストラーデは、フロリダ州タンパのコミュニティーと強く結びつき、現在は地元のテレビ局でタンパベイ・レイズの解説者を務めている。もちろん、西武との縁も切れていない。8月5日には、西武ライオンズ誕生40周年記念イベントの一環で、”レジェンドOB”のひとりとしてメットライフドームを訪れることになっている。

 長いプロ野球の歴史の中でも屈指の”助っ人”に数えられる「カリブの怪人」は、日本の野球、在籍した当時の西武ライオンズ、そしてMLBで最大のセンセーションになっている大谷翔平をどう見ているのか。

 7月24日、レイズ対ヤンキース戦が行なわれたトロピカーナ・フィールドでデストラーデに話を聞いた。「コンニチワ、ゲンキ?」と、56歳になった現在も流ちょうに日本語を操るキューバ出身の好漢からは、日本球界への熱い思いが感じられた。

――西武ライオンズの歴史を彩ったレジェンドのひとりとして、(誕生40周年のイベントで)日本に招待されたことをどう思いますか?

「とてつもない名誉だと感じています。西武ライオンズは40年の歴史のなかで多くの優勝を勝ち取り、日本人、外国人選手を問わず、数々のスーパースターが所属してきました。そのなかで、今回のイベントに招待されるのは4人だけです。田淵幸一さん、東尾修さん、私のチームメイトでもあったアキ(秋山幸二)、そして私です。これは、西武の”名誉殿堂入り”を果たしたようなもの。興奮していますし、この栄誉に匹敵することはなかなかありません」