2018.01.08

ヤンキースで、ダルビッシュ&田中将大
「夢のローテ」実現はあるのか

  • 杉浦大介●文 text by Sugiura Daisuke
  • photo by Getty Images

「ヤンキースがダルビッシュ有に興味を持っていて、値段次第では獲得を真剣に考えようとしている」

 2017年の暮れも押し迫った12月29日、スクープの多いことで有名な『ファンラグ・スポーツ』のジョン・ヘイマン記者がそうツイートし、大きなニュースになった。

ドジャースからFAとなったダルビッシュ 昨季、ワールドシリーズ進出まであと1勝に迫ったヤンキースは、今オフにマーリンズとの大型トレードで昨季ナ・リーグのホームラン王でMVPに輝いたジャンカルロ・スタントンを獲得。それに加え、「先発投手陣のテコ入れも行なわれるのでは」と伝えられてきた。

 田中将大、CC・サバシアの残留が決まったことで、ヤンキースは昨季と同じ先発ローテーションを保持することができる。田中、サバシア、ルイス・セベリーノ、ソニー・グレイ、ジョーダン・モンゴメリーという5人でも十分に及第点だが、頂点を目指すならば層を厚くしておくに越したことはない。

 しかしヤンキースには、できればFAの投手に大金をつぎ込みたくない事情がある。今オフの目標は、戦力を充実させるだけでなく、選手の年俸総額を”ぜいたく税”が発生する1億9700万ドル(約222億6000万円)以下に抑えることにあるからだ。

 それゆえ、ダルビッシュ、ジェイク・アリエッタといった年俸が高額になりそうなFA選手の獲得に動くのではなく、ギャリット・コール(パイレーツ)、クリス・アーチャー(レイズ)、マイケル・フルマー(タイガース)といった、実績ある投手たちのトレード交渉を進めていると囁かれてきた。ところが――。