前田健太、初のポストシーズンは余力十分。
強豪ナショナルズに挑む (6ページ目)
しかもジャイアンツは、リリーフ陣がよくありません。リーグ最多となる29度もリリーフを失敗しており、レギュラーシーズン終盤も崩壊寸前の状態でした。打線も明らかにパワー不足で、130本塁打はリーグ13位。センターラインの守備はしっかりしているので、ディビジョンシリーズは投手戦に持ち込み、カブス相手に守り勝つしか勝機は見出せないと思います。
はたして、リーグチャンピオンシップシリーズに駒を進めるのは、どの2チームになるでしょうか。今年のディビジョンシリーズも白熱した戦いが繰り広げられそうです。
著者プロフィール
福島良一 (ふくしま・よしかず)
1956年生まれ。千葉県出身。高校2年で渡米して以来、毎年現地でメジャーリーグを観戦し、中央大学卒業後、フリーのスポーツライターに。これまで日刊スポーツ、共同通信社などへの執筆や、NHKのメジャーリーグ中継の解説などで活躍。主な著書に『大リーグ物語』(講談社)、『大リーグ雑学ノート』(ダイヤモンド社)など。■ツイッター(twitter.com/YoshFukushima)
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