モーガンも発見! メキシカンリーグで奮闘する懐かしの助っ人たち (2ページ目)
規定打席数到達者のほとんどが3割をマークする極端な「打高投低」のメキシカンリーグでの成績は、当てにならないことが多い。
日本では横浜と楽天でプレーしたブレッド・ハーパー ハーパーはアメリカから日本、メキシコと「野球放浪の旅」を続けているが、メジャー経験はない。だが、メキシカンリーグにはメジャー経験者も多い。
2013年に横浜DeNAに在籍したナイジャー・モーガンもそのひとりで、彼はメジャーでレギュラーとしてプレーした経験がある。
「メキシコ? グッドだよ。もちろんニッポンがイチバンだけどね」
そう語るモーガンはDeNAをリリースされた後、インディアンズでメジャー復帰。その後、韓国を経てメキシコに来た。力が落ちたとはいえ、メキシコの野球はノリのいい彼の気質に合っているようで、今シーズンは3割をマークし、ファンの間でも人気を博している。
首都メキシコシティをホームにするディアブロスロッホスのカリーム・ガルシアも、かつて日本でプレーしたひとりだ。球団合併後のオリックスを支えた助っ人で、2005年には2試合連続1試合3本塁打という「世界記録」を樹立。2006年には第1回WBCでメキシコ代表の主力として参加した。
メキシコ野球殿堂入りした父を持ち、メジャーでも10シーズンプレー。オリックスを去った後、2007年に初めて母国リーグの強豪・モンテレー・スルタネスでプレーし、その後、韓国リーグで活躍。アジアとメキシコを行き来しながらメキシカンリーグ7シーズン目を迎えた。さすがにもうバリバリの主力というわけではないが、それでも今シーズン途中に移籍したディアブロスでは下位ながらスタメン出場して長打を連発していた。
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