【高校野球】早くも始まった2027年ドラフト戦線 埼玉で見つけた190センチ超の大型逸材2人はプロの世界に届くか (2ページ目)
関東大会初戦の相手は、優勝候補の横浜。西武台・河野創太監督の「秋の結果がよかったこともあり、戸田のほうがいけると思った」という判断で、深見はリリーフに回っている。ところが、戸田は粘り強い横浜打線に初回からつかまり、2回までに8失点と苦戦。8点ビハインドの3回から、深見がマウンドに上がった。
立ち上がりこそ三者凡退に抑えたものの、2イニング目以降は失点を重ね、3回0/3を投げて4失点。チームは2対12で6回コールド負けを喫した。
試合後、深見は横浜について「シンプルに強かったです」と完敗を認めた。
「埼玉ではあまり打たれて点を取られなかったんですけど、横浜には自分も戸田も完全に通用しませんでした。レベルの違いを感じました」
来春の選抜出場は絶望的になり、これから冬場のトレーニング期間に突入していく。高卒プロ志望の深見にとっては大事な時期だが、「ボールの強さを求めていきたい」と意気込む。
「同じ高校生ですけど、大阪桐蔭の川本(晴大)くんのように、真っすぐでどんどん押していけるピッチャーになりたいです。今の自分では変化球も使わないと抑えられないんですけど、将来はそうなっていきたいです」
川本は192センチの長身から、最速154キロの剛速球を投げ込む世代屈指の左腕だ。今はまだ遠い彼方にある川本の背中を追いかけて、深見の冬が始まろうとしている。
山村学園のスラッガー・松本智司 photo by Takahiro Kikuchiこの記事に関連する写真を見る
【本塁打量産を生んだローズ打法】
もうひとりは、山村学園の3番・左翼として出場する松本智司である。
身長192センチ、体重95キロの左投左打。その巨体が左打席に入るだけで、球場は異様な雰囲気に包まれる。
まるでタフィ・ローズ(元近鉄ほか)だ。狭いスタンスで立ち、バットヘッドを捕手側に傾けた状態で、クルクルと回して構える。NPB通算464本塁打を記録した、かつての名スラッガーの打撃フォームをコピーしている。
山村学園の岡野泰崇監督の発案で、今春から「ローズ打法」に着手したという。それまで高校通算0本塁打だった松本だが、以降は16本塁打とハイペースで量産している。岡野監督は、苦笑交じりにこう漏らす。
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