【高校野球】大谷翔平も学んだ目標設定を高校球児へ 大手予備校発の四谷学院が挑む"文武両道"の新しい形 (2ページ目)
とくに学業優秀なのは、エース右腕の松本颯志と、4番打者の吉田蒼太だという。ともに難関大学の合格を目指して、勉強と野球に打ち込んでいる。
個別指導の仕組みがあると、いわゆる「落ちこぼれ」の生徒が出ないのではないか。本村監督に尋ねると、「そうなんですよ」と力強い同意が返ってきた。
「個人に合わせているので、脱落者が出ません。難関校を狙っている子も、高校レベルの基礎的な学力を学びたい子も、自分のレベルに合わせて等しく勉強できる。授業の内容がわからず、ウトウト......なんてこともない。これも通信制の強みなのかなと感じます。私もこの学校に来て初めて55段階個別指導のシステムを知りましたが、すごいなと思っています」
【異色の経歴を持つ本村監督の教育論】
本村監督の経歴もまた、異彩を放っている。習志野高、日本体育大を経て、光明学園相模原(神奈川)で監督を17年務めた。その後、ヘッドハンティングされる形で日本ハムの教育ディレクターに就任。15年にわたって、選手寮で育成に携わった。かかわった選手のなかには、若手時代の大谷翔平(ドジャース)もいる。四谷学院の野球部創部に伴い、初代監督に就任したのだった。
本村監督が四谷学院の監督に就任した理由は、同校の理事を務める原田隆史氏との縁がきっかけだった。原田氏は公立中学の元教員で、独自の教育手法「原田メソッド」を確立。その手法は教員だけでなく、企業の人材育成にも活用されてきた。本村監督も日本ハムの選手教育に原田メソッドを用いてきた。
大谷もまた、原田メソッドとの縁がある。花巻東高時代の大谷が、自身の目標を9マス×9マスのシートにびっしりと書いた、いわゆる「マンダラチャート」。大谷が使った目標設定シートは、原田メソッドのツールである
最近になって大谷が高校時代に書いた「人生設計シート」について、「全部忘れました」「高校生の時に書いたことなので、埋めようと思って書いているのもあります」と発言したことが話題になった。本村監督は大谷のコメントを把握していなかったが、こんな見解を示した。
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