大阪桐蔭の「裏キャプテン」として森友哉を支えた久米健夫が再会を果たし、専属トレーナーになるまで (4ページ目)
結果的に西武での最終年となった2022年。春先、森が右手人差し指を骨折し、戦線を離脱した。高校卒業後も交流が続いていたふたりは、この時期も近況や将来について、よく話をしていたという。するとオフ、森がFAでオリックスへの移籍を決断。ここで森から久米に声がかかった。
「来年から一緒に大阪へ来てくれへんか」
専属トレーナーとしての誘いだった。とはいえ、久米は大手企業に在職中で、トレーナー業もまだ勉強中の身。プロ野球のトッププレーヤーの体を、責任を持って預かれるのか、不安はあった。それでも、新しい世界への挑戦に心は躍った。挑戦したい。そして、森の力になりたい。すぐに心は決まった。
(文中敬称略)
著者プロフィール
谷上史朗 (たにがみ・しろう)
1969年生まれ、大阪府出身。高校時代を長崎で過ごした元球児。イベント会社勤務を経て30歳でライターに。『野球太郎』『ホームラン』(以上、廣済堂出版)などに寄稿。著書に『マー君と7つの白球物語』(ぱる出版)、『一徹 智辯和歌山 高嶋仁甲子園最多勝監督の葛藤と決断』(インプレス)。共著に『異能の球人』(日刊スポーツ出版社)ほか多数。
フォトギャラリーを見る
4 / 4





























































