【夏の甲子園2025】必見の注目野手10人 日本球界の宝になる逸材から和製大砲、魅惑のスピードスターまで (8ページ目)
1年春から花巻東の主軸を担う古城大翔 photo by Ohtomo Yoshiyukiこの記事に関連する写真を見る古城大翔(花巻東2年/一塁手/180センチ・94キロ/右投右打)
花巻東に現われた、新たなパイオニア。父・茂幸は巨人などで渋く活躍したバイプレーヤーだったが、その次男はたくましい体躯の右の強打者に成長しつつある。1年夏から主軸を任され、早くも3回目の甲子園になる。ファーストフトライクから果敢に打ちにいくスタイルで、柔らかく、雄大に振り抜く。2ストライク後は大先輩の大谷翔平(ドジャース)を思わせるノーステップ打法でアプローチ。ツボにはまれば、とてつもない初速スピードで打球が弾かれる。同期の赤間史弥もバットヘッドをしなやかに使い、スラッガーらしいスイングができる好素材。高校通算本塁打数は古城の13本に対し、赤間は17本。ともに木製バットを扱う右のツインバズーカが火を噴けば、甲子園に新時代が訪れる。
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