データで進化する野球の未来 アナリストが描く新たな可能性「野球界で働きたい人は今がチャンス」 (4ページ目)
星川氏が監修する「スポーツアナリスト養成講座」は、柴さんや谷口さんのようにキャリアを広げるきっかけになる。また星川氏の言うように、野球の見識を深める時間にもなるだろう。実際、第一期は野球ファンや、高校野球で指導に携わる人も受講した。
「世の中に野球に特化したアナリスト講座はなかったので、全12回の講座を始めました。まずは、アナリストの仕事に触れてほしいですね。野球の見方として、そこから広がっていくものがあると思います。その後、野球を仕事にしていきたい人がいれば、出口を紹介することも可能です」(星川氏)
一流選手も信頼を寄せるアナリストは、一体どんな仕事をしているのか。その内容に触れることで、野球の奥深い世界をよりよく知るための第一歩になるはずだ。
スポーツアナリスト養成講座(野球編)/スポーツアナリストオンライン講座(野球編)
対象:野球アナリストを目指す方、部活動やクラブチームの指導者、データ分析を通して競技力を向上したい方など
期間:3カ月(180分×12回)
価格:入学金55,000円(税込)、受講料290,400円(税込)、システム利用料5,940円(税込)
受講形態:通学(東京校)またはオンライン
講師:星川太輔(WBC帯同アナリスト)ほか、現役プロ野球関係者
著者プロフィール
中島大輔 (なかじま・だいすけ)
2005年から英国で4年間、当時セルティックの中村俊輔を密着取材。帰国後は主に野球を取材。新著に『山本由伸 常識を変える投球術』。『中南米野球はなぜ強いのか』で第28回ミズノスポーツライター賞の優秀賞。内海哲也『プライド 史上4人目、連続最多勝左腕のマウンド人生』では構成を担当。
フォトギャラリーを見る
4 / 4