【夏の甲子園】低反発バットが生んだ新たな挑戦 木製バットを使う早実・宇野真仁朗に見る高校球児の打撃改革 (4ページ目)
「(大学や社会人やプロで)これから野球を続ける限りは[俊寺1]、木製バットを使わないといけない。そのなかでこの本気の舞台で経験して、結果を残せましたし、いろいろな課題も見えてきた。これからの野球人生にとってはプラスになると思います」
宇野のような高校球児を見て、今は打てなくても、もがきながら思考している時間が彼らを成長させ、将来必ず花を咲かせるのではないか。思考力のある高校球児の登場に、そんな希望を見出している。
プロフィール
氏原英明 (うじはら・ひであき)
1977年生まれ。大学を卒業後に地方新聞社勤務を経て2003年に独立。高校野球からプロ野球メジャーリーグまでを取材。取材した選手の成長を追い、日本の育成について考察。著書に『甲子園という病』(新潮新書)『アスリートたちの限界突破』(青志社)がある。音声アプリVoicyのパーソナリティ(https://voicy.jp/channel/2266/657968)をつとめ、パ・リーグ応援マガジン『PLジャーナル限界突パ』(https://www7.targma.jp/genkaitoppa/)を発行している
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