森友哉を彷彿とさせる打者も...侍ジャパンU−18代表候補合宿で「木製バット」に対応したスラッガー4人 (4ページ目)
2日目の紅白戦では6打数4安打3打点と、高山裕次郎(健大高崎)と並んで紅白戦での最多安打数をマークした。注目すべきはレフト線からライト線まで、幅広いヒットゾーンに打球を運んでいたことだ。
「2ストライクに追い込まれてからは簡単に三振しないよう、ポイントを近くして打つことを考えています」
木製バットへの高い順応性を示した打者も、対応に苦慮した打者も、まだ発展途上の選手という点には変わりない。彼らが合宿で得た課題を糧に、さらなるレベルアップを遂げることを祈りたい。
著者プロフィール
菊地高弘 (きくち・たかひろ)
1982年生まれ。野球専門誌『野球小僧』『野球太郎』の編集者を経て、2015年に独立。プレーヤーの目線に立った切り口に定評があり、「菊地選手」名義で上梓した『野球部あるある』(集英社/全3巻)はシリーズ累計13万部のヒット作になった。その他の著書に『オレたちは「ガイジン部隊」なんかじゃない! 野球留学生ものがたり』(インプレス)『巨人ファンはどこへ行ったのか?』(イースト・プレス)『下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル』(カンゼン)など多数。
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