「大阪桐蔭の対抗馬」広陵が投打で充実 センバツ注目スラッガー真鍋慧は、OBの元虎戦士の言葉で悩みを吹っきる3安打 (3ページ目)

  • 元永知宏●取材・文 text by Motonaga Tomohiro
  • 大友良行●撮影 photo by Ohtomo Yoshiyuki

 広陵は優勝候補筆頭の大阪桐蔭の対抗馬として注目されているが、中井監督は笑ってこう言う。

「大阪桐蔭はむちゃくちゃ強いんで、僕たちのことは相手にしていないと思いますよ。でも、心の部分とか生活の部分では、絶対にどこにも負けていないですね。徹底的に人間教育をしてますから。

 僕から(明治神宮大会決勝のことは)あんまり話をしていないんです。子どもたちが悔しかったんなら、大阪桐蔭に勝てるような練習をしたらいい、と。だから、選手たちは自分で考えて練習をしてきました。全体練習が終わって食事をしたあと、一体感を出すために、全力スイングを全員で100本してから個人練習をやっていましたね」

 次戦は、社を5対1で下した海星と対戦する。

「次の試合も、謙虚に戦っていきます。バッターはセンターを中心に打ち返していく。フォアボール、エラーが重なると展開がガラッと変わってしまうので、基本中の基本を大事にする。万が一、ミスが出た時にはみんなで声をかけながらちゃんとケアしていきたいと思います」

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