2020.07.07

ヤクルト村上宗隆の母校から
強力スラッガー再び。総合力も極めて高い

  • 加来慶祐●文 text by Kaku Keisuke
  • photo by Nikkan sports

スポルティーバ厳選! 
高校野球 47都道府県の注目選手
熊本編

 新型コロナウイルスの影響により毎年夏に甲子園で開催される「全国高等学校野球選手権大会」が中止となり、その替わりに、各都道県は独自の代替大会を行なうとしている。熊本は「夏季熊本県高等学校野球大会」を開催する。大会での活躍が期待される好選手たちを紹介したい。

打つだけでなく50mを5秒台で走る足にも注目の九州学院・牛島希 この夏、熊本でもっとも注目したい選手が九州学院の牛島希(のぞみ)だ。走攻守の三拍子揃った右打ちの外野手で、昨年の川野涼多(現・西武)に続いてドラフト指名を受けるだけの可能性を持っている。

 豪快でパワフルなスイングが持ち味で、逆方向にもスタンドインできるパワーと技術を兼ね備える。走っても50mを5秒台で走り、入学早々にセンターのポジションを獲得。打球判断もよく、外野手としての総合力は極めて高い。

 同じく九州学院には捕手を務める山路駿も左の強打者として注目を集めている。また、九州学院は毎年のように下級生が夏にブレイクしており、今年もアッと驚く選手が出てくるかもしれない。

 2年生ながら注目を集めるのは、昨年秋の準優勝投手、城北の右腕・永谷魁人。制球力の高さとフィールディングのうまさに定評があり、ストレートは昨年秋の時点で137キロを計測。本人も「もう少し出ると思う」と手応えをつかんでおり、もしかしたらこの夏に140キロ超えを達成するかもしれない。

 熊本工のスリークォーター右腕・村上仁将(まさゆき)は、打者の懐をえぐる130キロ中盤のストレートが魅力だ。昨年夏の甲子園では2試合に登板して、10イニングを無失点。この夏も強気な投球が見られることだろう。

 この村上のほかにも熊本工は好素材の選手が多く、昨年のチームから中軸を打つ森翔太郎はあらゆる球種に対応できるコンタクト能力の高さに長けた好打者だ。