2019年ドラフト主役候補・奥川恭伸。
田中将大の成績を上回る凄さ (4ページ目)
佐々木とは、甲子園には出られなかったものの、2年夏の時点で最速157キロを計測。早くも2019年ドラフトの目玉と目されている怪物である。
「負けたくない」「自分は自分なので」といった気丈なコメントをする投手が多かったなか、奥川は目を丸くしてこう返してきた。
「いやぁ、動画で見ましたけど、すごいですよね。自分なんて、とてもとても......」
佐々木だけでなく、西に対しても「比較されますが、自分が断然劣っています」と語っている。あくまで2年夏時点での発言ではあるが、奥川の慎ましい内面が垣間見えた。
奥川が現段階で佐々木とともに「ドラフト1位クラス」の位置にいることは間違いない。長い冬を越え、出場が決定的な春のセンバツでもさらなる成長を見せることができれば──。
2019年の高校球界、そしてドラフト戦線は奥川恭伸が常にリードしていくことになるかもしれない。
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