山﨑武司が「センバツ11人の強打者」を診断。プロ級の逸材はいるか？ (9ページ目)

投手としても最速146キロを誇り、中学時代から注目を集めていた根尾昂根尾昂（大阪桐蔭２年／177cm・76kg／右投左打／投手・遊撃手・中堅手）

２年生ですが、「スーパー中学生」と騒がれていただけあって、すでに完成形に近いバッティングをしている印象です。フォロースルーは大きいし、しっかりとした打撃の基本はできています。ただ、打ちにいく際に右脇が開いて右ヒジが上を向いてしまうクセがあるようですね。ここが締まってくればインコースや高めのボールもさばけるようになるはず。あと、センバツでは何でもかんでも打ちにいって、力が入って少し開きが早かったようにも見えました。彼にとっては初めての甲子園でしたし、本領発揮は次の大会に期待しましょう。