東海大相模、唯一の「想定外」がもたらした45年ぶり日本一 (4ページ目)
さらに相手の守備のスキを突いて3点を挙げ、最後は小笠原が仙台育英打線を三者凡退。45年ぶり2度目の夏を制した。
直後の監督インタビューで、「(小笠原を)ずっと抱きしめていたかった」と話し、会場を沸かせた門馬監督。表彰式を終えると、いつになく饒舌だった。
「この大会が始まって、初めての『想定外』が小笠原のホームランでした。しかし、オヤジさん(原貢氏)のアグレッシブベースボールは貫けました。天国で喜んでくれていると思います」
優勝後の宿舎取材が終わる頃、門馬監督に「楽しませてもらいました」と声をかけた。
「これからも一戦必勝。攻めて、攻めて、攻めまくります」
大願を成就させた門馬監督はそう言って笑顔を見せ、選手のもとへと向かっていった。
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