【自転車】片山右京が語る後半戦の目標「UCIレースは全部勝つ」 (2ページ目)
本場のレベルを肌で知ることで、一定の経験を積む効果はあるだろうが、それを体感したところで即座に自分たちの実力が向上するわけでもないだろう、というのがその理由だ。
「ヨーロッパのレースに行ってチームの存在感をアピールしたり、プロモーションするとしても、それなりのリザルトを伴っていなければ、宣伝効果にもならない。だから、順番からいえば、まずは実力を養うこと、そして、やり逃してしまったことを今年の後半と来年の前半で完璧に達成する。遠回りに見えても、それが結局は早道だし効率も良い、と僕は思うんです」
その目標とは、日本で行なわれるUCIレースすべてで勝つこと、だという。
「全日本選手権は獲ったし、Jプロツアーもこの調子で行けば、チームと個人のタイトルを獲得できる可能性はかなり高い。だから次の目標は、UCIのレースを全部勝つことです」
日本で開催されるUCIレースには、5月のツアー・オブ・ジャパン(TOJ)とツール・ド・熊野、9月中旬に行なわれるツール・ド・北海道、そして10月に開催されるジャパンカップと、11月のツール・ド・おきなわがある。これらのうち、5月のTOJと熊野はすでに終了したが、北海道以降のレースは、秋の開催だ。
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