【自転車】片山右京が開幕戦を分析「理想的な勝ち方」 (3ページ目)
また、タイムトライアルでは、那須ブラーゼンに全日本チャンピオンジャージを着用する佐野淳哉がいる。和歌山に本拠を置くキナンサイクリングチームには、宇都宮クリテリウムでも存在感を発揮したロイック・デリアク(フランス)がおり、アジアツアーの超級レースで総合優勝を獲得したキャリアを持つグレゴー・ガズボダ(スロベニア)もそこに加入してきた。
「開幕戦では、うちは何名も上位でフィニッシュしてくれたので、チーム合計で1980ポイントを獲得できました。ブリッツェンとマトリックスが900ポイントで、キナンは720ポイント。彼らとは1000ポイントの開きがありますが、(Jプロツアー)全24戦の開幕戦が終わっただけだから、1000ポイント差などはないも同然。むしろ、いずれも強力なライバル勢を相手に、僕たちがどれくらいのレベルで戦うことができるのかは、4月になればだいぶ見えてくるのではないかと思います」
4月に入ると、12日に第2戦・伊吹山ヒルクライム、翌週の18日には第3戦・チームタイムトライアル南紀白浜と、19日の白浜クリテリウム。25日と26日は、群馬サイクルスポーツセンターでそれぞれタイムトライアルとロードレースが開催される。バリエーションに富むこれらのレースが終了すれば、自分たちの総合的な実力やライバルチームとのパワーバランスも、だいたいのところが見えてくるだろう、というわけだ。
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