【新車のツボ133】マツダ・アテンザ・ワゴン、
このクラスでまさかのマニュアル人気 (4ページ目)
GVCのサジ加減は人間の足でやるのが不可能なほど微妙なもので、実際の制御や加減速は素人にはまったく感知できないレベル。乗っていると、単純にまるでタイヤを1〜2ランクもアップグレードさせたかごとく、ウソのようにグリップだけが上がるのだ。まさに目からウロコである。
それにアテンザの最新4WDもまるで4WD感がないのに、これがまた絶妙で......と、今のマツダは、ウンチクを語り出すとクルマオタクは話が止まらなくなってしまう。なんだかんだいっても、アテンザもまた、そういうオタク愛をくすぐるのが最大のツボである。
【スペック】
マツダ・アテンザ・ワゴンXD LパッケージAWD
全長×全幅×全高:4805×1840×1480mm
ホイールベース:2750mm
車両重量:1600kg
エンジン:直列4気筒DOHCディーゼルターボ・2188cc
最高出力:175ps/4500rpm
最大トルク:420Nm/2000rpm
変速機:6MT
JC08モード燃費:18.2km/L
乗車定員:5名
車両本体価格:400万1400円
著者プロフィール
佐野弘宗 (さの・ひろむね)
1968年生まれ。新潟県出身。自動車評論家。上智大学を卒業後、㈱ネコ・パブリッシングに入社。『Car MAGAZINE』編集部を経て、フリーに。現在、『Car MAGAZINE』『モーターファン別冊』『ENGINE』『週刊プレイボーイ』『web CG』など、専門誌・一般紙・WEBを問わず幅広く活躍中。http://monkey-pro.com/
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