2021.03.19

上村彩子アナが甲斐拓也に聞く。恩師・野村克也から伝授された極意とは

  • 山本雷太●撮影 photo by Yamamoto Raita, Sankei Visual

■TBSの上村彩子(かみむら・さえこ)アナウンサーが現場で取材した大会でのエピソードや舞台裏、インタビューしたアスリートの魅力や意外な一面などを伝えてくれるこの連載。今回のテーマは、プロ野球・ソフトバンクホークスの甲斐拓也捕手。昨年2月に亡くなった野村克也さんの南海ホークス時代の背番号「19」を引き継ぎ、チームの「扇の要」として4年連続日本一を達成した甲斐選手。今も心の支えになっている恩師の教えとは。

ソフトバンク甲斐拓也捕手にインタビューした上村彩子アナウンサー
 野村克也さんが亡くなってから1年となる2月11日に、『S☆1』で甲斐選手にインタビューをしました。

 野村さんと甲斐選手の初対面は2017年。甲斐選手が球場で野村さんに挨拶したのがきっかけでした。当時ソフトバンクの1軍ヘッドコーチだった達川(光男)さんが甲斐選手を「こいつ、(野村)監督の本をめちゃくちゃ読んでいるんですよ」と、紹介したのだそうです。

 おふたりともキャッチャーでポジションが同じというだけでなく、母子家庭で育ったことや、育成選手からはい上がってきたところといった甲斐選手の境遇が自分と似ていると知った野村さんは、それから甲斐選手のことを気にかけるようになっていきました。

 甲斐選手がいまも大切にしている野村さんからもらった言葉。それは、「功は人に譲れ」。『S☆1』でおふたりが対談した際に野村さんが伝えた言葉なのですが、「自分がピッチャーを、チームを、支えられる存在でいたい」と、甲斐選手はキャッチャーとしてこの言葉を心に刻んでプレーしているそうです。