馬場ふみか、フルマラソンへの第1歩。
初心者がシューズ選びで注意すること (3ページ目)
初心者ほどショップでフィッティングをしてもらいましょう。専門店であればサイズの測定をきちっとやってくれるので、それに基づいてシューズ選びをしましょう。
初心者の方は値段やデザイン、軽さを優先してシューズを購入する傾向があります。それよりも、しっかりと機能を見きわめることが大切です。自分に合ったシューズを選ばないと効率的に走力は伸びていきません。加えてケガをしてしまう恐れもある。ですので、今ある体力をカバーしてくれるものを履きましょう。
たとえば、初心者が上級者向けのシューズを履いてしまうと、衝撃吸収や安定性のサポートが足りずにケガにつながってしまうことがあります。上級者ほどの筋力がない人は、シューズの機能により衝撃吸収をフォローしてもらわなければいけません。
シューズ選びを間違えてしまうと、初心者の方はマメをつくってしまったり、関節などに痛みが出てしまうことがあります。楽しく頑張り過ぎず走るためには不快な思いはなるべくしたくない。ケガや痛みが伴うと、それだけで走る気力が失せますからね。走り終わったら「また走りたい」と思えるようなシューズを選びましょう。
紐を結ぶ際ですが、しっかりと踵を合わせてきちんと締めあげることも重要です。以前、足が痛いと言っているランナーがいて、紐をきちんと結び直してあげたら「痛みがなくなった」ということがありました。それ以来私は、ランナーの靴紐をよく見るようにしています。緩めて履いている人はすぐわかりますし、それだと正しいフォームで走ることはできません。
もちろん、あまりタイト過ぎてもいけない。その辺りは人それぞれ適切な加減があると思うので、経験のなかで適した結び具合を探っていきましょう。
とにかくまず1足目は、専門店に行き足のサイズの計測をしてもらうことをお勧めします。くれぐれも試し履きをせずに買うようなことはしないでください。
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