大倉颯太が石川県でデイキャンプ実施 主催するアカデミーでは「志のある子どもに本格的に教えたい」と意欲 (2ページ目)
震災復興イベントで小中生と交流
同時に、開講初年度から生まれ故郷の石川でもデイキャンプを開催し、地元の小中学生のトップ選手を集めて指導を行なっている。これは過去3度実施し、今年度も7月21日(火)~23日(木)に開催することが決まっている。
さらに遡って2024年7月には、能登半島地震の復興イベントも実施している。
「能登半島地震で、僕の知り合いの方も被災したと聞いていました。そんななかで体育館が使えなくなってバスケットの練習ができなくなったという声もありました。だから子どもたちにバスケットができる機会を与えたい、子どもたちが集まるきっかけも作りたいと思って、復興イベントを実施することにしました」
開催した場所は石川県七尾市。震度6強の地震に見舞われ、市内35カ所の避難所に一時2000人以上が避難した被害の大きな地域だった。地元の体育館で行なわれたイベントには、小中学生総勢264名の子どもたちが集まり、バスケットを通して交流した。
このような石川での継続的なデイキャンプや復興イベントで、大倉の活動の認知度も上がり、支援企業が増えるとともに、参加者も年々増加。「やる意味があったかなと思う」と大倉自身も手ごたえを感じている。
2024年7月に石川県七尾市田鶴浜体育館で開催されたバスケットボールクリニック。当日は小学生114人、中学生150人が参加した
プロへの参加で開眼
大倉が子どもたちへの指導に目を向けるようになったのは、大学時代のある経験がきっかけだった。
「大学の時に3カ月間だけプロチームに参加できるという制度があって、それで大学2年と3年で千葉ジェッツに行かせてもらいました。その時に新しいものが自分のなかにどんどん入ってきて、そこからすごく成長したし、考え方も変わりました」
大倉は小学生時代に全国大会2位、中学時代に全国中学体育大会優勝、高校時代にウインターカップ3位・国体準優勝、大学時代に全日本大学バスケットボール選手権大会で優勝、MVP・アシスト王・ベスト5受賞と、常に各年代のトップクラスで活躍するとともに、ひと際輝く存在だった。
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