石川佳純とシスコの良好な関係。
逆転劇の裏にはデータ分析あり (3ページ目)
今年の夏の大舞台に向けても、このアプリを活用していくつもりで、「データを使うことによって自分自身を知ることができるので、レベルアップにつながります」と、自身の成長にも手応えをつかんでいる様子だった。
アプリの画面。左上にはスコア、右上にはラリーの軌跡、下段にはスコアの流れを表示しクリックすると該当する映像が再生。得点・失点シーンだけを選ぶこともできる さらにシスコは選手のサポートのみならず、卓球の国際大会『ITTFチームワールドカップ』へも協賛している。2019年11月に東京で開催された大会では、会場内にシスコブースを設置。前述のCisco Webex Boardを活用し、デジタルホワイトボードに選手への応援メッセージが書けたり、お気に入りのチームの写真を選んで一緒に記念撮影できたりするなど、ファン目線の楽しい企画を実施した。さらに試合後には、選手とファンをビデオコールでつなぎ、ファンからの質問に直接答えてくれる斬新なアクティベーションも実施。卓球界全体の盛り上げにも一役買っている。
シスコは自社の持つ最新のテクノロジーを駆使して、スポーツ指導におけるコミュニケーションの向上や競技の分析、さらにはファンのエンゲージメントを高めるなど、スポーツに新たな価値を生み出そうとしている。これから迎える夏のビッグイベントだけでなく、その先のスポーツの発展において必ず役立つ取り組みばかりだ。シスコの今後の活動にますます目が離せない。
3 / 3