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高校テニス部員に課せられた、
プロの「キツすぎるトレーニング」とは? (4ページ目)

  • 内田暁●取材・文 text by Uchida Akatsuki
  • photo by adidas Japan

追い込んだトレーニングに音を上げそうな選手もいた 追い込んだトレーニングに音を上げそうな選手もいた

 プロを目指しているという14歳の神村歩実さんは、「基礎練習が多かったけれど、それを続けていけばプロになれるんだと思いました」と、今回のイベント参加が大きなモチベーションになった様子。また、サーブを打つ前にボールをスコートからスマートに取り出すコツを、「穂積選手から教わって、それがすごく嬉しかった」と、照れた笑顔を輝かせた。

 大学でテニスに打ち込む佐保田拓実さんも、「こんなに追い込んだトレーニングは初めて。今までトレーニングが大事と言われながらも、あまり好きではなかったが、プロに言われて重要性を学んだ」と表情を引き締める。テニスの技術に関しても、添田や内山と打ち合い、「今まではショットのスピードばかりに意識が向いていたが、コントロールが大切だと思った」と、新たな気づきもあったようだ。

 現在33歳にしてトップフォームを維持し、これまで大きなケガもなかったという添田は、その長く健康なキャリアの秘訣を「テニスにしても、トレーニングにしても、若いうちに正しいフォームをトレーナーやコーチに教えてもらえたことが大きかった」と明かす。

 また、同じプログラムをこなすにしても、「嫌々やるのではなく、なぜそれが必要なのか意識することで効果も変わってくると思います。なぜ筋トレをするかといったら、パワーをつけるだけでなく、ケガを防ぐ効果もある」と続けた。

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