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高校テニス部員に課せられた、
プロの「キツすぎるトレーニング」とは? (3ページ目)

  • 内田暁●取材・文 text by Uchida Akatsuki
  • photo by adidas Japan

今回のイベントではフットワーク強化がトレーニングのメイン今回のイベントではフットワーク強化がトレーニングのメイン     11月30日、その『ADIDAS TENNIS CHALLENGE』プロジェクトのキックオフ的イベントが都内にある「MTSテニスアリーナ三鷹」で開かれた。参加者は、同スクール生や近隣(都内)高校のテニス部員を中心とした男女28名。カリキュラムはテニスレッスンとフィジカルトレーニングに絞られ、それもフットワーク強化に重点が置かれた。

 なお、トレーニングプログラムを組んだのは、元ナショナルチームコーチの増田健太郎氏。指導者役には同スクールのコーチの他、アディダス契約選手の添田豪、内山靖崇、穂積絵莉、吉冨愛子という、日ごろ世界で戦う豪華な面々が顔を揃えた。

 増田コーチが「限られた時間とスペースで最大限の効果を得るため」に考案した今回のプログラムの特性は、「トレーニングとテニスの動きの融合」にあるだろう。テニスコート3面が並ぶ施設内では、ストロークやボレーなどの技術練習や、俊敏性向上を目的としたトレーニング、そしてプロを相手にした練習試合などが同時進行で行なわれ、一定時間が経過するとローテーションすることで全員がすべてのカリキュラムを体験した。

 厳しい基礎練習では多くの参加者が音を上げそうになるが、プロから「僕もこのトレーニングをやってるんだ」と声を駆けられると目に光が宿り、歯を食いしばって継続する。それら苦しいトレーニングの後に、練習試合でトップ選手とボールを打てるのは最高のご褒美。また、選手たちの高い技術と運動能力を目の当たりにしたときには、なおのことトレーニングの重要性が実感できたはずだ。

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