FISHBOYがイギリスでの番組出演に「本当に泣きました」 国内外での大詰めに向けCyberAgent Legitが勝負に挑む (2ページ目)

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質の高いショーで観客を魅了したレジット ©D.LEAGUE 23-24質の高いショーで観客を魅了したレジット ©D.LEAGUE 23-24この記事に関連する写真を見る

――ここまでの道のりのなかで、初年度は9位(最下位)、2シーズン目は8位と、当初は結果の伴わない時期でした。今、振り返ってみて、レジットにとってどんな意味を持つシーズンでしたか。

 勝利の価値が最大化された期間だと思います。つらい思いをすることで、勝つにはどうすればいいかということをメンバーみんなで考えることができた、いい期間だと思いますね。もし何となく勝っていたのであれば、おそらく「勝つことって何だろう」みたいなことを見つめずに終わっていたと思います。負け続けることによって「勝つって何だろう」ということから入れました。それがすごく重要だったなと思っています。

 21-22シーズンの後半ぐらいからしっかりとミーティングの時間を取るようにしていますが、それによって共通認識を持ち、同じ視座で見られているという実感があります。最初の2シーズンで頑張っていなければ、できない空間だったと思っています。

――そして3シーズン目、4シーズン目で大きな躍進を遂げました。そこまでの道のりを踏まえ、チームとして、何が変化し、どう成長できたと実感されていますか。

 言語化だと思います。思っていることを言葉にできると、如実に違いがでるなと感じています。若いメンバーのKANATO、BBOY SHOSEIは10代からチームに参加していますが、彼らの思いを言葉にする能力が飛躍的に上がっています。これがどう関わってくるかというと、作品の制作過程で、自分が感じた違和感を言葉にできるんです。そうすると、ひとつのアイデアにつながっていきます。

 たとえば10人いたとして、全員が言語化できれば、10のアイデアが出るようになります。なので制作過程でどんどんアイデアが出るんです。最初は3人くらいが違和感を言語化できたんですが、今や10人全員が言語化できるので、アイデアの数も変わってきています。

 あとアイデアと同じくらい違和感を感じることがとても大事です。「これって大丈夫かな」とか「みんなOKな感じで進んでいるけれど、それでいいんだっけ」といったことを伝えてくれることがとても重要。それを深掘ることで、ショーがものすごくよくなってくる。そこがレジットの成長につながっているのかなと思います。

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