乃木坂46佐藤楓が箱根駅伝初観戦の感動を熱弁。今季の推しチームは? (3ページ目)

  • 酒井政人●取材・文 text by Sakai Masato
  • 村上庄吾●撮影 photo by Murakami Shogo

ーー第96回大会(2020年)ですね。神林選手は9区を任され、区間歴代3位の快走で区間賞を獲得。青学大の総合優勝に大きく貢献しました。

佐藤
 その時に箱根駅伝を初めて現地で観戦したんです。往路も行ったんですが、選手の息遣いまで聞こえてきて、いっそう応援の気持ちが高まりました。特定のチームではなく、選手全員が無事に走り切ってほしいなという気持ちでした。

 神林選手の両親や恩師の方など20人くらいで一緒に応援していて、青学大の応援グッズを渡されました。昔はよく一緒に遊んで、くだらないことでケンカもしましたが、夢だった箱根路をトップで堂々と走って、しかも区間賞。両親が一番うれしかったはずですが、私も同じような感覚で感動させられました。私はひとりっ子なので、もはやきょうだいのような間柄ですね。

ーーかわいい弟のような存在なんですね。しかし、神林さんは昨季、主将としてチームを引っ張ってきましたが、12月28日に右仙骨の疲労骨折が判明。最後の箱根駅伝は出場がかないませんでした。

佐藤 当然本人が一番悔しいと思いますが、私もめちゃくちゃショックでした。主将として、先が見えないコロナ禍で1年間頑張ってきて、さらに箱根駅伝で競技を終えるというタイミングでしたから。

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